家庭において家計管理という重大任務を担っているみなさま、お疲れ様です。
食材だけにとどまらず、電気代などの光熱費も値上げが続くなか
毎月を黒字にするのはかなり困難かと思います。
当サイトの管理者である私ぽんこは、
『がまんしない黒字計画』
をコンセプトに1年間で1円でもプラスになればいいというスタンスで家計管理や節約を遂行しています。
まずはできるだけ月間で黒字になるようなシステムを構築していきましょう。
途中で予期せぬ出費がかさむことなんてよくありますので赤字になる月があっても構いません。
- 日々家計簿をつけているのに家計管理がうまくいかない
- なぜお金が貯まらないのか分からない
- 節約と家計管理でストレスが溜まっている
私も最初はそうでした。
節約生活なんて窮屈なことはしたくない!と自由にやりすぎた結果、
急に将来が超不安になるという出来事が起きてやっと重い腰を上げた次第です。
ぽんこはこんな人
- 20代はギャンブル好きの浪費家
- まぁまぁケチ
- 節約&時短大好き
- 家族との時間や今の幸せを大事にしたい
いままで失敗や成功を繰り返してきた実体験をもとに、
年間を通して絶対に赤字にしないシステム作りを伝授します。
黒字システムを作り上げるまでに3か月かかりましたが、
この方法で全財産10万円から1年間で100万円に増やしました!
もちろん投資は一切なしの、現金のみで100万円です。
しかし年間ベースではなく、
今なんだ!!今月は絶対赤字にしたくない!
という月もあるでしょう。
そんな時はこちらの記事を参考にしてみてください。
予算を修正して黒字にもっていく方法を紹介しています。


一緒に実践していける仲間が増えてくれると励みになります!
ベースとなる本
この方法にはベースとなる本(神的な教科書)があります。
この本との出会いが、私が家計管理と真剣に向き合う第一歩となりました。
この本の著者である公認会計士、林先生の考えに感銘を受け、何度も何度も読み込みました。
ですので、私の実践する家計管理の基本は林先生の考えが元となっています。

著者 林總『正しい家計管理』
2022年7月に、8年ぶりとなる新版が発刊されました!
ファンとしては嬉しい限りです。
家計管理を担う方にはぜひ一度は読んでみてほしい一冊になっています。
家計管理でやってはいけないこと
家計簿を日々つけて管理している方も、お金の管理に無頓着な方も、
まずは自分の感覚を見直してみてください。
この項目に当てはまっていませんか?
- 支出記録のみで家計簿をつける
- お金をつかうときの判断基準がない
- 家庭全体の(夫婦なら2人合わせた)預金額を知らない
ひとつずつ解説していきます。
支出記録のみの家計簿をつける
家計管理をしようと思い立った時に皆が通る道だと思いますが、まったく意味がありません。
私も一時期やっていました。
一生懸命レシート集めて、今月は〇円使ったから赤字だ黒字だ、、と一喜一憂していたのですが、
蓋を開けてみると悲しいことにただの自己満になっていたのです。
このやり方のいちばん恐ろしいところは、
毎日もしくは月末に地味に時間が取られる割に、その前後で何も行動が伴わないことです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
自分の収入額、支出額を知る
これはすでに家計簿をつけている方はスキップして頂いて大丈夫です。
自分と家族が何にどれだけ使っているか、できるだけ細かく把握しましょう。
すぐ実践できるように、月単位でやるのがおすすめです。
具体的な方法として、家計の支出の詳細を
『管理不能支出』
『管理可能支出』
『特別支出』
の3つに分けます。
- 管理不能支出…自分がいくらがんばっても抑えることのできない支出。(家賃や積立、保険など)
- 管理可能支出…節約によって変動できる支出。(食費、娯楽費など)
- 特別支出…記念日やイベントに伴う支出。(家族の誕生日、お祝儀など)
月ごとの支出のムラがあるので最低3か月はつづけると平均的な支出額がわかってきます。
予算を組む
ここがいちばん大事です!
この予算作成をすっ飛ばしているだけで、お金が貯まらない家計簿となってしまいます。
予算は、前述の『管理可能支出』と『特別支出』の2つの項目を作成します
具体的な項目の設定は【後編】にて!

お金を使うときの判断基準がない
購入したいものがあるときに、『○○をがんばったご褒美!』なんて基準でサクサク買っていたら、そりゃあ貯まるもんも貯まりませんよね。
これも予算を組んでいることで、衝動買いや無駄買いを回避できます。
予算内でやりくりする癖がつけば、『今月はあとこれだけ使える』という判断基準が生まれてくるのです。
家庭全体の(夫婦なら2人合わせた)預金額を知らない
林さんの著書にも強く書かれていますが、
まずは家全体の現金、預金通帳をかき集めてください!
そして自分たちが今どれほど財産があるのか、現状を把握してください。
旦那様の預金額、知っていますか?
奥様のへそくり、ありませんか?
実は、この作業がいちばん難儀なポイントかとも思います。
お財布が別々のご家庭にとっては配偶者の理解を得るのは大変かと思いますが、
お金に苦労しない将来設計のために、同じ目標に進む第一段階を構築しましょう。
家計をひとつにすることで、貯金の目的を素早く達成することができます。
収支実績表&財産目録を作成する
『収支実績表』とは、毎月の収入と支出を差し引いて、どれだけの差があるのかを記したものです。
特別支出の増減によって支出は大きく変わるので、毎月黒字にならなくてもいいのです。
その分、翌月の予算を見直し、年間ベースで増えていくシステムを作るのです。
『財産目録』とは、全財産がいくらあるのかを毎月確認する作業です。
慣れてきたら、1年に1回でも構いません。
私は毎月把握しておきたいので月末の家計簿作成時に同時に行っています。

twitterでも簡潔に発信しているよ(@youarestar85)
後編ではいよいよ実践です。
支出予算の区分けや、収支実績表の作成法を解説していきますね。